つれづれ漂流記


2004.5.3 

先週で(4/26)2回目の個展が終わりました。この作品展は2003年の秋『覚王山参道ミュージアム』で特別賞の“サブリエ・ド・ヴェリエ賞”を頂き開催させて頂ける事となった作品展です。会場となった“サブリエ・ド・ヴェリエ”は、真っ白な壁のシンプルな綺麗なお店です。手作りのケーキやハーブティ等のカフェと砂時計をメインに常設されているギャラリーがあります。(砂時計の専門店でもあります。)毎年、秋にはオリジナルの『砂時計展』も企画されています。(私も参加させて頂いています。)

昨年夏の個展終了後やこの作品展開催が決まった時、掲示板はたくさんの反響がありました。今回終わってみての反響はそれ程でも無く少し寂しい気もしますが、終わってみて振り返ってみると自分なりの取り組み方、特に時間配分がいまひとつだったと思います。決まってから半年の準備期間があり(前回は約2ヶ月半)前回の反省点も踏まえて取り組む時間は十分にありました。(いつも崖っぷちにならないとやらないのは、改善点です。)

実際に作品制作を開始したのは2004年の1月頃から。今回はカフェ&ギャラリーという事で空間全体を考えた展示にしたいと思っていました。その構想の下『流木カフェ』というコンセプトが出来ました。私にはささやかな夢?のひとつに大好きな流木に囲まれてお茶を飲んだりまったりと時間を過ごせる空間があれば思っていました。今回、これ幸いと?好きにやらせて頂きました。構想の中にはオリジナルのスプーンや器、コースター等も作ってみたかったのですが・・・。(実現できず、反省)ただ作品を並べるだけでなく、空間を考えた展示という事で作品展というよりは、どちらかというとショップのディスプレーデザインに近いのかも知れません。会場は以前から何度かお伺いさせて頂いていたという事もあり、レイアウト等はそれ程時間を掛けずに決まって行きました。

カフェ側は出来るだけシンプルにまとめようと思い、壁メインの展示にしました。大きな窓があるので修行中?の和紙の紙漉で1800×900の畳一畳分の和紙を2枚タペストリーとして制作しました。丁度光が上手い位に入り、何だかキレイに見えました。(計算していた訳ではありませんが。笑)素材からどうしても立体的に考えて作品を作ってしまうのですが、壁には壁掛けのあかり作品を4個作り展示しました。半立体的な作品を作ってみるのも楽しいなと、思いました。壁の開いた部分や天井にも流木を少し配しました。構想ではテーブル上にあるペンダントのランプにも流木を配し雰囲気を出したかったのですが出来ず仕舞い。(泣)天井からモビールを釣り等々と、考えていたのですがこれも間に合わず。(反省)

ギャラリー側にある入り口には流木を組み合わせアーチを作りました。そのアーチからギャラリー側の壁に流木を配していきました。運搬の都合で流木の量が少し少な目だったのでボリューム不足だと感じました。有る程度のボリュームは出たのですがやや力不足の感が。ギャラリー側の中央に机があり構想ではそこを中心に周りの壁に向かって流木が伸びていく雰囲気を出したかったのですが、実現できず。展示のメインは空間だったのでこれが心残りではありました。いつも作っている一輪挿しやあかり作品等をあちこちに配して展示し、雰囲気づくりをさせてみました。

展示期間中もあれこれドタバタしていてあっという間に会期の一週間が過ぎて行きました。こんな感じでドタバタだったのでキチンと展示状態になったのは4日目でした。それ以前にお越し頂いた方には申し訳無く思いました。(最終日まで展示作業は続いていたのでありました。ってダメぢゃん。)

同じ様に『参道ミュージアム』で“融賞”を受賞した栗木広和さんの作品展が覚王山アパートで有りました。折角なのでタイアップ企画?を考えました。DMや覚王山新聞(覚王山情報が載っている新聞、毎月発行。)を持っていらして頂けた方に私が和紙を漉き、栗木さんにリクエストに応え、絵を描いて頂くといったイベントも土・日限定で行いました。知人だけでなく来て頂けた方もみえて有り難い限りでした。もうひとつサブリエ・ド・ヴェリエさんはトイレも広いのでトイレットペーパーを模した長い作品を描いて頂き展示しました。大きな鏡もあったのですが最終日にアイディアが。(これまた、泣)

“流木カフェ”といった雰囲気で作品展をやってみて反省点は沢山ありますが、楽しく展示が出来ました。搬出の時流木を外し、ギャラリーの白い壁だけになってくると終わったと思うと同時にちょっと寂しくなりました。あの空間でまったりとした時間を感じていて下されたら幸いだと思いました。(実際には、お客様がどう感じて頂けたのか気になる所ではあります。)この作品展でも多くの事を学ばせて頂き、今の自分自身の姿と対峙した感がありました。またいつか何処かで“流木カフェ”出来ればと思います。

ご覧頂けた方、会期中お世話になった方、そして私のささやかな夢の我が儘放題を許して頂けたカフェ&ギャラリーの“サブリエ・ド・ヴェリエ”さんに感謝をさせて頂きます。

(お店の軒先で初夏の風に泳ぐモビールです。)

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